メルセデスベンツEクラスワゴンディーゼル(W212)エンジンチェックランプ点灯

和歌山のお客様です。

数か月前からエンジンチェックランプが点いたり消えたりしているそうです。

ディーラーで見てもらったところ、DPF装置修理で見積もりが約60万円!と言われたそうです。

可能性はありますがもう少し詳しく見てみないとわからないのでお預かりすることに。

自己診断装置をつないで診断してみると確かにDPFが故障しているとあります。

ただ、診断していく中で差圧センサーの数値がちょっとおかしな数値になっていました。

エラーに差圧センサーの関係のエラーも出ています。ですのでここはお客様と相談の上差圧センサーをまず交換してみます。

差圧センサーを交換してから数値をチェックしていくとフィルターの煤の量の数値が思いのほか増えていくのが速かったのでなぜか調べてみると、

どうやら水温が少し低いようです。

ディーゼル車なので水温は上がりにくいのですが、試運転してきてみてみたらまだ80度を超えていません。

普通なら90度近くで制御しているはずですので明らかに低いです。

考えられる原因はサーモスタットの故障で最初から少し開いているのではと予想しました。

これもお客様に了解を取って外してみると…。

やはりサーモスタットが開いていました。

DPF付のディーゼルは水温が低いと煤が溜まりやすく、DPF関連の故障につながりやすいです。

3段目のスス含有量がサーモスタット交換前はだんだん増えていきましたが、交換後はほぼ増えなくなりました。

(1枚目の写真はDPF再生中の画像ですね汗。9.0まで増えて自動で再生が始まり、4.1まで減ったところです。)

水温も98度だったかな?付近で安定していました。

おそらく10分の1程度の金額で修理できたのではないかと思います。

その後も快調みたいで安心しました。

ありがとうございました!